速度95Mbpsでも重い!Switch2でテトリス99がラグる原因は『12msのスパイク』だった話
前回の記事では、Nintendo Switch2に買い替えても発生した「テトリス99」の操作遅延が、ルーター(ASUS TUF-AX4200)のQoS設定やバッファブロート対策で大幅に改善したというお話をしました。しかし、その後もしばらくプレイを続けていると、あることに気づきました。
「……たまにだけど操作が重くない?」
スピードテストの結果は良好、ルーターの設定も完璧なはず。それでも、一瞬だけブロックの動きが引っかかるような、あの不快な「重さ」が顔を出すのです。
そこで私は、ASUSルーターの「インターネットの速度」に関する測定履歴を徹底的に調査しました。すると、一般的な「下り速度(Mbps)」の数字には表れない、ゲーマーにとっての致命的な数値が牙を剥いていたのです。
今回は、私が捉えた「12msのジッタ(揺らぎ)」の正体と、未だ解決しない操作遅延との相関関係についての調査報告です。
速度は出ている、なのにラグい
以前の調査で判明した通り、私の環境は100MB契約の光回線で、実測値も95Mbps前後とほぼ上限まで出ています。オンラインゲームを遊ぶには十分すぎる数値です。
しかし、快適な時と「重い」と感じる時の差をハッキリさせるため、ルーターに残されたログを1つずつ見返してみることにしました。
そこに残されていたのは、驚くべき「ネットの震え」の記録でした。
証拠:ASUSルーターの履歴に見る「異常値」
「速度は出ているのになぜ重いのか?」という疑問を解く鍵は、ASUSルーターの管理画面に残されていた詳細な測定履歴にありました。
以下の画像は、私が「操作が重い」と感じたタイミングと、比較的「快適」だったタイミングの履歴を比較したものです。
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| 12/19 16:58の測定でジッタ12.01msを記録 |
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| 12/21 12:23の測定でジッタ9.63msを記録 |
注目していただきたいのは、赤丸で囲った「ジッタ(ミリ秒)」の数値です。
正常時と異常値の比較
履歴から読み取れる数値を整理すると、以下のような極端な差が出ていました。
| 項目 | 正常な状態(最良値) | 操作が重い時の状態(異常値) |
| ジッタ (Jitter) | 0.11ms 〜 0.14ms | 9.63ms 〜 12.01ms |
| Ping (応答速度) | 10.84ms | 21.34ms 〜 23.29ms |
| 下り速度 | 96.15 Mbps | 94.43 Mbps |
この「12ms」がテトリス99に与える影響
ジッタとは、通信の「揺らぎ」のこと。この数値が大きいということは、パケットが届くタイミングがバラバラになっていることを意味します。
0.1msの状態: 常に一定のリズムでデータが届く。操作が指に吸い付く感覚。
12msの状態: データが届くタイミングがコンマ数秒単位でズレる。**「ボタンを押したのに一瞬反応しない」「ブロックがワープする」**といった現象の引き金になります。
さらに、12月19日のデータでは、ジッタが跳ねた直後にアップロード速度が 1.60Mbps まで急落している箇所もありました。これは、自宅内の別デバイス、あるいはご近所さんの通信による「回線の混雑」が、Switch2の操作感にまで悪影響を及ぼしている可能性を強く示唆しています。
結論:下り速度(Mbps)に騙されてはいけない
今回の調査で、オンラインゲームの快適さを決めるのは「速度」だけではないことが改めて浮き彫りになりました。
たとえ100Mbps近く出ていても、一瞬のジッタ(跳ね)やアップロード速度の急落が発生すれば、テトリス99のような精密な操作が求められるゲームでは致命的なラグとなって現れます。
今後の調査方針(ネクストアクション)
現時点では、この「ジッタの跳ね」を完全にゼロにする決定打は見つかっていません。しかし、原因の切り分けとして以下のステップを試していく予定です。
時間帯別の定点観測: 特定の時間帯(夜間など)に集中して発生するのか、それともランダムなのかをさらに記録する。
宅内デバイスの特定: 1.60Mbpsまでアップロードが落ちた際、他のPCやスマホで自動バックアップなどが走っていなかったか確認する。
LANケーブル・ハブの交換: 物理的な接触不良や規格の古いケーブルがノイズを拾っていないか検証する。
当ブログでは、このSwitch2でテトリス99プレイ時のラグ問題が完全に解決するまで、徹底的に調査を続けていきます!
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