Windows10でブルースクリーンが頻発!停止コードがバラバラな原因はメモリ?診断ツールと物理チェックでの切り分け術
※2026年1月:メモリ診断ツールの詳細手順と、原因切り分けのチェックリストを追記して内容を最新版に更新しました。
Windows10を使っていて、突然ブルースクリーン(BSOD)が表示されることは珍しくありません。
しかし、
- 再起動後すぐにまたブルースクリーンが出る
- 表示される停止コードが毎回違う
- 何をしても安定しない
といった状態が続く場合、Windowsの一時的な不具合ではなくハードウェア故障が原因の可能性があります。
この記事では、実際に私のWindows10パソコンで複数の停止コードが頻発し、最終的にメモリが原因だと判明した事例をもとに、同じ症状が出た場合の考え方と対処法をまとめました。
【事例】再起動しても治らない!実際に発生した4つの停止コード
ある日、Windows10を使用中に突然画面が暗転し、ブルースクリーンが表示されました。
1回だけなら気にしなかったのですが、再起動後も操作しようとすると再びブルースクリーンが発生。
表示された停止コード一覧
発生したブルースクリーンでは、以下の停止コードが確認できました。
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALKMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED(win32kfull.sys)KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURESYSTEM_SERVICE_EXCEPTION
停止コードが1つに固定されていない点が特徴で、この時点で「特定のアプリや単一ドライバが原因ではなさそうだ」と感じました。
症状と原因の早見表
| 症状 | 推定原因 |
| 特定のコードが1つだけ出る | 特定のドライバ・ソフトの不具合 |
| コードが毎回バラバラに出る | メモリ・マザーボード等のハード故障 |
| 復元や初期化が途中で失敗する | 物理的な読み書きエラー(メモリ・SSD/HDD) |
まず試したソフトウェア的な対処法
ドライバ更新を試みたが失敗
停止コードの内容からデバイスドライバ関連を疑い、各種ドライバの更新を試みましたが、作業途中でブルースクリーンが発生し完了できませんでした。
システムの復元を試すも失敗
「最近のWindows Updateが原因かもしれない」と考え、システムの復元で正常だった時点に戻そうとしましたが、復元処理そのものが失敗。
この時点で、Windows上の操作ではどうにもならない可能性が高いと判断しました。
なぜ「ソフトの不具合」ではなく「ハードの故障」だと断定できたのか?
複数の停止コードがランダムに出る
+
ソフトウェア的な復旧手段が使えない
この2点から、メモリやCPU、マザーボードなどハードウェア側の異常を疑う方向に切り替えました。
特に、ブルースクリーンの原因として多いのがメモリ関連のトラブルです。
物理的なチェックをする前に!「Windowsメモリ診断」で客観的に確認する
メモリの抜き差しを行う前に、Windowsに標準搭載されている診断ツールを使って、メモリに明らかな異常がないかを確認しましょう。
【手順】
- タスクバーの検索ボックスに「メモリ診断」と入力し、「Windows メモリ診断」を開きます。
- 「今すぐ再起動して問題を確認する」を選択します(作業中のファイルは保存して閉じておきましょう)。
- 自動的に再起動し、青い画面で診断が始まります。※通常、完了まで10分〜30分程度かかります。
- 診断が終わると自動で再起動し、デスクトップ画面に結果が表示されます。
【注意ポイント】 診断結果で「メモリエラーが検出されました」と表示された場合は、ほぼ間違いなくメモリの物理的な故障です。逆に「問題はありません」と出ても、負荷がかかった時だけエラーが出るケースもあるため、その場合は次の「1枚挿し検証」に進んでください。
【補足】診断結果の通知を見逃してしまったら?
メモリ診断が終わって再起動した後、デスクトップに結果が表示されない、あるいは通知が消えてしまった場合は、以下の手順で詳細を確認できます。
「イベントビューアー」での確認手順
- スタートボタンを右クリック(または Win + X キー)し、「イベントビューアー」を選択します。
- 左側のメニューから [Windows ログ] > [システム] をクリックします。
- 右側のメニューの [現在のログをフィルター...] をクリックします。
- 「イベントソース」のプルダウンから [MemoryDiagnostics-Results] にチェックを入れて [OK] を押します。
- 絞り込まれたログの「全般」タブを確認し、「Windows メモリ診断によりコンピューターのメモリがテストされましたが、エラーは検出されませんでした」とあれば正常です。
ここがポイント! ここに「エラーが検出されました」という履歴が残っていれば、ハードウェア故障の動かぬ証拠となります。
メモリを1枚挿しにしたら正常起動した
パソコンを開けてメモリを一度抜き差ししましたが症状は改善せず。
そこで、メモリを2枚挿し → 1枚挿しに変更して起動してみたところ、
- Windows10が正常起動
- 操作中にブルースクリーンが出ない
- 再起動しても安定して動作
という状態になりました。
この結果から、ブルースクリーンの原因はメモリ周りにある可能性が非常に高いと判断しました。
※「パソコンを開けてメモリを抜く」という作業には、静電気による故障や購入店などの保証対象外になるリスクが伴います。作業前には必ず電源を抜き、パソコンの電源ボタンを何度か押し放電してから実施しましょう。なお作業は自己責任でお願いします。
メモリ2枚挿しで不具合が出る原因として考えられること
メモリを1枚だけなら問題なく動作し、
2枚挿すと不具合が出る場合、以下の原因が考えられます。
- メモリ自体の経年劣化・故障
- メモリ同士の相性問題
- マザーボードのメモリスロット不良
- CPU内蔵メモリコントローラの不具合
CPUにはメモリコントローラが内蔵されているため、CPUやソケット側の不調が原因でメモリトラブルが発生することもあります。
同じ症状が出た場合のチェックリスト
Windows10でブルースクリーンが頻発する場合、以下の手順で切り分けすると原因を絞りやすくなります。
- メモリを1枚だけ挿して起動できるか
- メモリスロットを変えて改善するか
- BIOSを初期化して改善するか
- CPU温度が異常に高くないか
- 可能であれば別のメモリで動作確認
これらを試して改善する場合、ソフトウェアではなくハードウェア原因の可能性が高いです。
それでも直らない場合の判断基準
今回のケースでは、メモリ1枚挿しで安定動作するため、デュアルチャネルを諦めて運用するという選択をしました。
ただし、
- 1枚挿しでも不安定
- 何度もブルースクリーンが出る
場合は、パソコンの買い替えや主要パーツ交換を検討するタイミングだと思います。
まとめ
- ブルースクリーンが頻発する場合はハードウェアを疑う
- 停止コードが複数出る場合、メモリ関連が原因のことが多い
- メモリ1枚挿しで改善するかは重要な切り分けポイント
Windows10のブルースクリーンは、原因さえ特定できれば回避・対処できるケースも多いです。
同じ症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
おまけ:PS/2キーボードの重要性
ブルースクリーン多発時はUSBキーボードが反応しないこともあります。
非常用としてPS/2接続キーボードがあると、トラブル対応時に助けられる場面があると感じました。
【トラブル対策の備えに】 私が今回痛感したのは、「いざという時の物理接続」の強さです。数千円で買える安心として、予備に持っておく価値は十分にあります。
・PS/2接続の標準キーボード(AA)(※お使いのPCにPS/2ポートがあるか事前にご確認ください)
・PS/2 変換アダプタ(AA)(お手持ちのキーボードを活かしたい方へ)